成長期を味方にして、
将来の歯と笑顔を守る Growing Smile Future
矯正治療はどの年代でも行うことが可能ですが、中高生の時期は特に効果が現れやすい時期です。永久歯が生え揃い、顎や顔の骨格がまだ成長段階にあるため、歯列や噛み合わせを効率的に改善できます。
この時期での治療は、見た目の改善だけでなく、将来的な虫歯や歯周病の予防、顎関節の健康維持にもつながります。今の努力は、大学生活や社会人になってからの大きな財産になります。矯正治療は、未来の自分への投資といえるでしょう。
当院には、京都市立凌風小中学校の生徒さんをはじめ、龍谷大学・立命館大学・同志社大学などに進学された方も多く通院されています。
MERIT 中高生のうちに矯正を始める
7つのメリット
- 01
永久歯がすべて生え揃い、
歯並び全体を整えられるこの時期は永久歯が生え揃い、噛み合わせの全体像がはっきりします。すべての歯を考慮に入れた、包括的で精密な治療計画を立てることが可能です。
- 02
顎の成長を活かして治療できる
この時期はまだ顎の成長が残っているため、骨格のバランスを整えながら治療を進めることができます。
正しい成長をサポートすることで、より根本的な歯並びの改善が期待できます。
- 03
治療期間が短く、負担が少ない
中高生はまだ顎の骨や歯周組織が柔軟なため、歯が動きやすく、スムーズに治療を進めることができます。大人に比べて短期間で矯正が完了し、体への負担も抑えられます。
- 04
矯正治療のリスクを軽減できる
中高生は歯や歯茎が健康なため、矯正治療の副作用として歯の根が短くなる、歯茎が下がるなどの症状が起こりにくい傾向があります。
- 05
自分で治療を管理できる
小学生に比べて、歯科医師の指導を理解し、自宅でのケアをきちんと続けられます。日々の丁寧な歯磨きや、マウスピースの装着時間を守るなど、自己管理が治療の成功につながります。
- 06
笑顔に自信が持てるようになる
歯並びのコンプレックスが解消されることで、人前で思いきり笑えるようになります。自信を持ってコミュニケーションを取れるようになり、学校生活や将来の様々なイベントをより豊かに過ごせるでしょう。
- 07
将来の治療負担を軽減できる
若いうちに矯正治療を終えておくことで、将来的に重度の虫歯や歯周病、噛み合わせの不調といった問題が起こりにくくなります。
早い段階での治療は、その後の歯科治療にかかる時間や費用を抑えることにもつながります。
中高生の
矯正治療ガイド 治療法の特徴と選び方
中学・高校生の矯正は、永久歯が生えそろい、顎の成長もまだ残っているというのは「見た目の改善」だけでなく「一生涯の口腔健康の基盤づくり」と位置づけられ、成長期を活かして効率的に歯並びと噛み合わせを改善できる大切な機会です。
この年代だからこそ選べる治療法があり、それぞれに特徴やメリットがあります。
大切なことは、一人ひとりのライフスタイルや性格に合った方法を選ぶことです。矯正治療は、「見た目を整える」だけではなく、これから長く続く大人の歯の健康を守るための大切な基盤づくりでもあります。
学校生活や将来のライフプランを考えながら、負担が少なく効果的な治療方法を一緒に選んでいきましょう。
マウスピース矯正
(インビザライン) Clear aligner orthodontics
透明で目立ちにくい矯正装置を使用する方法です。装置は取り外しができるため、食事や歯磨きが普段どおりに行え、虫歯や歯周病のリスクも低減できます。
また、スポーツや吹奏楽などの部活動に取り組む学生さんにも適しており、学校生活への影響が少ない点が大きな魅力です。ただし、1日20時間以上の装着が必要であり、自分でしっかり管理できることが成功のカギになります。
ブラケット矯正
(ワイヤー矯正) Bracket orthodontics
歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで少しずつ歯を動かしていく最も一般的な矯正方法です。幅広い症例に対応でき、確実で精度の高い歯の移動が可能です。
近年では「クリアブラケット」など目立ちにくい素材も選べるため、従来より見た目の負担が少なくなっています。自己管理が難しい中高生でも、装置が常に装着されているため治療の確実性が高い点も特徴です。
顎顔面矯正
(MFT:口腔筋機能療法の
併用) Maxillofacial orthodontics
歯並びの乱れは単に歯の大きさや顎のバランスだけでなく、舌の位置や飲み込み方、口呼吸といった「お口の習慣」によっても引き起こされます。
MFT(口腔筋機能療法)を矯正治療と併用することで、舌や唇の正しい使い方を身につけ、治療後の後戻りを防ぎやすくなります。また、呼吸や発音の改善にもつながり、健康的で安定した噛み合わせを育てることができます。
部活動や受験との
両立について
中高生の生活は部活動や勉強で忙しく、矯正治療を始める際にはその両立が大切になります。運動部の場合は外傷防止のためにマウスガードの使用が推奨されます。
吹奏楽部では楽器演奏に慣れるまで少し時間がかかる場合があるため、装置の種類や治療のタイミングを考慮する必要があります。
また、受験期には通院スケジュールを柔軟に調整することで、学習の妨げにならないよう配慮できます。計画的な治療を行うことで、勉強や部活動との両立が可能です。
矯正治療をためらうあなたへ。 中高生の矯正治療Q&A Questions
「歯並びが気になるけど、矯正はちょっと…」 そんな風に思っていませんか?
中高生のみなさんが抱える、矯正治療への不安や疑問にお答えします。
おしゃれに目覚める中高生にとって、矯正装置の見た目は特に気になりますよね。 「矯正しているのが友達にバレたくない」「写真に写るのがイヤだ」という方も少なくありません。
でもご安心ください。最近は透明で目立たないマウスピース矯正など、周りに気づかれずに治療を進めることができる方法があります。
一方で、矯正装置をおしゃれの一部として楽しむ方も増えています。カラフルなゴムでブラケットを彩り、ファッション感覚で矯正を楽しむのも一つの手です。 大切なのは、あなたのライフスタイルや気持ちに合った方法を見つけることです。まずは一度、どんな選択肢があるのか気軽に相談してみませんか?吹奏楽、激しいスポーツ、発表会…毎日部活動を頑張っているあなたも、矯正治療は可能です。 装置が気になる場合は、マウスピース型の矯正など、活動内容に合わせた治療法をご提案します。通院頻度はワイヤー矯正の場合、一般的に月に1回程度、マウスピース矯正は2〜3ヶ月に1回程度が目安となります。治療期間中は定期的な通院で装置の調整などが行われ、治療終了後の保定期間には通院頻度が減ることが多いです。
- 管楽器を演奏する方へ
矯正装置をつけたまま演奏することは可能です。慣れるまでに少し時間がかかるかもしれませんが、数ヶ月で違和感なく吹けるようになる方がほとんどです。 - 激しいスポーツをする方へ
歯の表面に装置をつける場合、口内を傷つけてしまう可能性があります。装置の上からガードするマウスピースを装着したり、最初から取り外しが可能なマウスピース矯正を選ぶという方法もあります。
- 管楽器を演奏する方へ
矯正治療の初期には、歯を抜いたり、痛みが出たりすることがあります。でも、ご安心ください。受験や大切なイベントを控えている場合は、それを避けるように治療計画を立てることも可能です。 あなたのペースに合わせて治療を進めていきますので、どんな些細なことも、お気軽にご相談ください。
矯正治療中の
お手入れの重要性
矯正装置を装着すると、どうしても食べかすや汚れがたまりやすくなります。そのままにしておくと虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、毎日の歯磨きに加えてデンタルフロスや補助的な清掃具の使用が欠かせません。
また、定期的に歯科医院でエアフローなどのプロフェッショナルクリーニングを受けることで、装置の周囲も清潔に保てます。
矯正治療を成功させ、きれいな歯並びを長持ちさせるためには、こうした予防ケアが重要な役割を果たします。